亜鉛
髪の90%は「ケラチン」というたんぱく質で構成され、このケラチンは何種類ものアミノ酸が結合することによって作られています。
この結合を助けるのが「亜鉛」です。
亜鉛が不足するとこのケラチンの働きが鈍り、薄毛の原因になると言われています。
また、亜鉛には薄毛の原因とされている「5αリダクターゼ」を抑制するという研究結果があり、AGA(男性型脱毛症)による薄毛を予防する効果が期待されています。亜鉛が「5αリダクターゼ」を抑制することで、AGAの原因とされる男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」が作られるのを防いでくれるのです。
薄毛にはさまざまな原因が考えられますが、亜鉛不足により発症する「亜鉛欠乏症」の人の中には、脱毛症状が現れることが明らかになっています。
亜鉛は日本人にとって不足しがちな栄養素ですので、亜鉛不足に心当たりがある方は、日ごろから意識して摂ることをおすすめします。
イソフラボン、カプサイシン
薄毛は皮脂の過剰分泌や、頭皮の乾燥など、頭皮に強いダメージを受けることも原因のひとつです。
イソフラボンは「抗酸化作用」によってそのダメージを減らす働きがあることから、薄毛に効果的な成分として考えられています。
また、イソフラボンとカプサイシンを同時に摂取することで「IGF-1」という物質を増やす作用が明らかになっています。
「IGF-1」が増えることで「発毛促進」や「毛髪サイクルを長期化させる」効果が期待されており、実際に行われた研究では薄毛男性の31名のうち、20名に高い発毛効果が確認されています。※1
薄毛対策にサプリメントを選ぶときには「イソフラボン」と「カプサイシン」が一緒に配合されているものを選ぶことで、より効率的に対策できるでしょう。
ビタミンC
ビタミンCは髪の成長に必要な「コラーゲン」の合成を促進する働きがあります。
東京医科歯科大学の研究では加齢による薄毛の原因は「17型コラーゲンの減少」であるとし、50~70代の毛包は20~30代より小さく、17型コラーゲンの量も減少してしまうことがわかっています。
また、北海道薬科大学のマウスを用いた研究では、ビタミンC不足によって育毛の速度が遅くなることが確認されており、ビタミンCを投与したところ「17型コラーゲン」が増加していることが確認できました。
ビタミンCは髪のもとになる毛母細胞に刺激を与え、活性化させる働きもあると考えられていますので、薄毛に悩んでいる方には積極的に摂りいれていただきたい成分です。
参考文献
- ※1Administration of capsaicin and isoflavone promotes hair growth by increasing insulin-like growth factor-I production in mice and in humans with alopecia